外壁塗装や屋根塗装の工事において、失敗例で1番多いのは、やはり思っていた色と実際の色が違うというトラブルです。
外壁塗装を行う際には使用する塗料のグレードによって、見積もりの金額にも大きな差が出てしまいます。
大きな金額になることが多い外壁塗装では費用に注目してしまいがちですが、1番多い失敗例は色違いです。
イメージした色との違いはなぜ起こる?
外壁塗装の色を決定するのはもちろん施主様ですが、色を選ぶことは多くの施主様が悩まれる部分でもあります。
塗装前からイメージしている色がある場合には、色の打ち合わせも比較的にスムーズに進めることができますが、多くの施主様が漠然としたイメージをされています。
色の打ち合わせに使用される色見本には、メーカーがカタログに載せている塗料に合わせた標準色の中から選ぶ場合と、日塗工の色見本を使って選ぶ場合に分かれます。
色見本を使った打ち合わせでは、小さな見本を見ながらの打ち合わせになってしまうので、実際の色とイメージした色が違ってしまうことがあります。
イメージした色と違う原因のほとんどは、色見本を使った打ち合わせによるものになります。
色見本と実際の色はどう違う?
色見本を使った打ち合わせでは、小さな見本で打ち合わせを行うので、実際の建物に塗装された状態がわかりにくくなります。
色見本の台紙には、色をはっきりさせるために白枠が使われていることがあります。
見本の色がわかりやすくなる反面、実際の色よりも濃く見えてしまう原因にもなっています。
白枠の無い建物に塗装した際には、色が薄く感じてしまうことがあります。
失敗しない色選びの方法
外壁塗装の色選びで失敗しない方法は、小さな色見本だけで建物全体の色を決定しないことです。
塗装業者の中には、色見本だけで打ち合わせを終わらせたいと思っている場合もありますが、最終的な色を決定するには、実際の外壁に試し塗りをしてもらうことが確実な方法になりますね。
色見本と実際の色の違いでも説明しましたが、色見本の色を実際に外壁に塗装した場合も、イメージよりも白っぽく感じてしまいます。
外壁のように広い面積に塗装することで、白っぽく感じることもあるので注意が必要です。
外壁塗装で塗り替えたい色のイメージを、実際の建物で伝えることも色の違いを減らすのに有効な手段になります。
理想の色をした実際の建物があれば、色見本をあてることでイメージに近づけることができますので、ぜひ相談してくださいね。
2020年10月15日更新